虫歯と脳卒中が関連？
2011.09.29
カテゴリ：ブログ
虫歯と脳卒中が関連？
Tag: 脳卒中 ミュータンス菌
ミュータンス菌についての報告です。
虫歯にも関連するミュータンス菌Stretococcus mutansのある菌株が、出血性脳卒中のリスク因子である可能性が示唆されました。
Nature Communicationsに掲載されるこの研究の報告者（和田孝一郎ら）は、ミュータンス菌の特定の菌株が、コラーゲン結合タンパク質を発現させて、マウス脳内の損傷した血管に結合し、脳卒中のマウスモデルの症状を悪化させることを見出したというのです。
報告者らは、出血性脳卒中患者の口腔内細菌には、コラーゲン結合タンパク質を発現させる細菌が高頻度で見られことも分かったとしています。
虫歯の人が脳卒中になりやすいというお話ではありませんが、口腔内を清潔に保つことが、脳卒中でも重要であることは確かなようですね。
