初期の抗てんかん薬、消滅の危機か?
2011.12.25
カテゴリ:ブログ
初期の抗てんかん薬、消滅の危機か?
Tag: 抗てんかん薬 フェノバルビタール
学会幹部が厚労省に存続可能性の強化策を要望。
日本小児神経学会の大澤真木子理事長と日本てんかん学会の兼子直理事長が、連名で小宮山洋子厚生労働大臣に、抗てんかん薬「フェノバルビタール」の薬価引き上げを、要望しました。
「フェノバルビタール(1944年の発売)」は、薬価が低いため製薬会社の採算が取れず、市場から撤退する恐れがあることを懸念してのことです。
本薬剤は、難治てんかんにも有効性のあることが明らかになり、小児科やてんかん治療にかけがえのない薬であると、その重要性が再認識されてきています。
このように重要な医薬品が、市場原理のみの左右され、消滅の危機に瀕することは、嘆かわしいことです。
同様の危機にある医薬品についても、政治的配慮を望みたいものです。