精神分析は、誰のための治療か?
精神分析は、誰のための治療か?
Tag: 精神分析
精神分析療法は患者の利益を第一義としているのか?
精神分析療法という治療法があります。
未解決の葛藤を根本的レベルから改善して心的システムを再構築すすという治療法です。
如何せん、この療法は、効果が現れるのが異常に遅い。
3-7年といわれています。
しかも、週に4回以上セッションが必要です。
日本では、1回当たり1-3万円かかります。
月に16回として、16万円から48万円!
こんな治療、誰が受けるというのか…
さらに不幸なことに、イギリスやアメリカの治療者違い、日本の治療者には人格的問題があるように思えます。
日本の治療者には、治療を患者のためというより、自らの自己愛的満足を第一義にしているようなのです。
そして、まず論理ありきという態度が目立ちます。
アプリオリな構えがなく、精神分析の論理にあわせて患者さんを誘導する傾向が著しく強いのです。
精神分析の理論は。、エビデンスの欠如した主観的論理です。
科学といういうよりも、文学、いやエッセイに近い論理です。
無理強いの治療である言えば言いすぎでしょうか?
精神分析に翻弄されて、人生の無駄な時間を費やさせられてしまった患者さんを経験するのは情けない思いです。
大学院で、精神分析を専攻した私ですが、日本の精神分析に価値を見出せず、問題解決技法や認知行動療法に軸足を移しました。
結果、精神分析アレルギーになってしまいましたが、正しい選択であったとの確信は、今も揺るぎなく続いています!
分析医よ、謙虚であれ!
一時は、精神分析に憧れた私の願いです。