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木こりのジレンマ?

木こりのジレンマ?

「木こりのジレンマ」というのがあります。

あるキコリAが忙しすぎて斧を研がず切りにくくなった斧で木を切っているのを見て、同僚のキコリBが、斧を研いだほうが木を切るのが早くなると助言します。

しかし、キコリAは「忙しすぎて斧を研ぐ時間がない」と応じます。

刃を研げば早く木を切ることができて、結果的には早く仕事を終えることができるのにです。

近視眼的に目先の手間を省くことで余計に非効率的になったり成長する機会を逃す。

これが「木こりのジレンマ」です。

「忙しいから〜できない」→「〜しないことで、自分で自分の首を絞める結果を招く」というようなことはよく起こるものです。

医学の世界でもよく経験します。

仕事が忙しくて勉強する暇がない、と自分に言い訳して何ヶ月も何もせず時間が経って行くこ。

治療を考えていく上で、対処困難な症例を経験しているとき、その症例に関連する勉強をしなければ却って時間とエネルギーを無駄に消費する結果となるのです。

時間がないと言って学ばなければもっと時間がなくなるうえ、自らのスキルアップも得られません。

キコリのジレンマから学ぶことは多い。

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