やる気は行動の結果である!
2013.06.24
カテゴリ:雑感
やる気は行動の結果である!
やる気は行動を起こした結果として生じるもの。
患者さんの多くは、まずやる気が湧いて来なければ行動を起こせないと信じている。
意欲が出ないから何もできないと信じて、僅かな自助努力もしなくなってしまう。
動かなければ気分も改善しないしやる気も回復しない。
脳神経細胞のネットワークが消滅して益々なにも出来なくなってしまう。
では、やる気がなくなっている時にどうやって行動するのか?
実際これは難しい。
行動活性化療法の本には、何もしないことは抑うつ気分による回避症状であると記されている。
さらには、重度のうつ状態であっても何もできない訳ではないとしている。
できるけど気力が湧かずにしていないことで、ハードルの低い行動を実行し、自分の心や体に何が生じるかを行動実験して観察することが望ましい。
寝ているという回避行動を、僅かに無理すればできる行動に置き換えて検証することが大切!
そういったモチベーションを如何に湧出してもらうようにするのかが、治療者のスキルというところか?
研鑽あるのみ!