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軽症うつ病

軽症うつ病

軽症うつ病に薬は効かない!

…という報告が相次いでいる。

お薬を飲んで休んでいれば治る時代ではなくなったようだ。

軽症うつ病には抗うつ薬よりも環境調整が大切。

軽症うつ病と対極にある難治性うつ病はどうだろうか?

これはやはり薬物療法なしに治療は難しい。

うつ病の薬物療法アルゴリズム(治療の順序のようなもの)というものがあったが、MAO阻害剤の使用できない日本では…

①抗うつ薬の単剤投与
  ↓
②他の抗うつ薬の単剤投与
  ↓
③抗うつ薬の2剤併用(作用機序の異なる組み合わせがよい?)
  ↓
④気分安定化剤での補強療法
  ↓
⑤甲状腺ホルモンなどでの補強

…であったが、現在では③の位置にミルタザミンやアリピプラゾールでの補強療法が入るだろう。

⑤で改善した例を殆ど知らない。

④も炭酸リチウムでエビデンスがあるとされているが、自験例では改善した例をあまり経験していない。バルプロ酸もしかりである。ラモトリギンは炭酸リチウムやバルプロ酸に比べると奏効する例が多いように思われる。それでも奏効率は10%程度か?

しかし現代の③に相当するミルタザミンやアリピプラゾールでの補強療法は、難治例の2-30%に効果のある印象がある。

さらに⑥として保険適用外の某薬剤が難治例の50%くらいに効果がある。保険適用になるくらいのエビデンスが実証されると使いやすくなるのだが…

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