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つぶやき一行/2020-08-10

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Tag: 新型コロナウイルス

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それ間違ってませんか?お嬢さん!

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今朝のニュースで国民主権党の平塚正幸党首が主催した「山手線をマスクなしで一周する」という抗議イベントを行いましょうという集会を開いたということが取り上げられていました。平塚氏の信念については云々ここで言うつもりはありません。しかし・・・

その集会に参加していた若い女性が、ウイルスの大きさはマスクの穴よりはるかに小さいのだから、マスクなんてする意味がない!と主張していたことに違和感を感じました。

確かにウイルス単体では、その大きさはマスクの網目よりもはるかに小さいことは間違いありません。

でも、ウイルス感染者の口からウイルスが単体で体外に排出される訳ではないのです。

ウイルスは唾液などの水分に包まれて飛沫として体外に排出されます。

通常飛沫は5ミクロン以上であり、市販の不織布マスクで感染予防効果があるとされています。

ところが、飛沫の水分が蒸発して飛沫核というものになってしまうと、大きさは0.3ミクロン以上〜5ミクロン未満の大きさとなり不織布マスクでは飛沫核による感染を予防できないとされています。飛沫核からの感染を予防するには、医療用のN95マスクが必要となるのです。

確かにインタビューに答えた女性の意見は、飛沫核感染については正しいのですが、飛沫感染については間違っているということになりますね。

しかしここで思うのは、自分が感染することから逃れるという観点ではなく、他人、特に高齢者や持病を持っている方々に感染させないという観点から考えて欲しいということです。

若い人は無症状の感染者である可能性は否定できず、無症状の感染者も感染を広げる可能性があります。

高齢者や持病を持っている人に直接感染させなくても、そういった人を家族に持つ人に感染させてしまい、感染させられた人が若い人がこれも無症状であれば、気づかないうちに高齢者や持病を持っている家族に新型コロナウイルスを感染させてしまい、それらの人の命を奪ってしまう結果になる可能性を考えて欲しいのです。

マスクは市販の不織布マスクであっても飛沫感染は防ぐ効果はあります。ですから老若男女を問わず、やはりマスクはすることにしましょう!

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