つぶやき一行/2020-09-14
Tag: 引きこもりのビジネスモデル
有料コミュニティに要注意!
ネットビジネスで収入を得ようとするとき、やり方のノウハウが分からなかったり、自分のやり方に間違いがないのだろうかなどと悩んでしまうことがよくあります。
そんなとき、頼りたくなるのが同業の仲間や先輩でしょう。同業者の無料コミュニティもあるのですけど、教えてもらえたりのサポートに不十分なところが多々あるのが普通みたいです。
そこで、十分なサポートが得られるのが有料コミュニティになります。しかし、この有料コミュニティには大きな落とし穴が存在するのです!
有料コミュニティで成果を得るためには、利用する人にある種の資質が求められます。それは人と関係することについての能力です。謙虚に人から学び、感謝し、返礼する。そして良い関係を構築し、それを維持する能力です。
しかし、この有料コミュニティには恐ろしい罠が隠されています。この罠を意識しておかないと、その有料コミュニティから離れられなくなってしまいます。
そのため有料コミュニティに参加するときは、以下に挙げる3つの罠のはまっていないかを意識しておきましょう。
- 「take & take マインド」の罠
- 「承認欲求」の罠
- 「愛と所属の欲求」の罠
「take & take マインド」の罠
これはコミュニティの入れば、何でもかんでも1から10まで教えてもらえて、成功への道を保証してもらえるはずだ!という身勝手で欲張りな欲求です。
一般にコミュニティは「give & take」が原則です。もしコミュニティから利益を得る(take)だけでコミユニティに貢献(give)する資質がないと自覚できれば、勇気をもってそのコミュニティから退場しましょう。コミュニティにgiveすることが出来なければ得られるものも僅かなものになるでしょう。というのは、コミュニティでの人望を得られず形式上参加しているだけの存在になってしまうからです。
通例、コミュニティの中で小さなコミュニティ内コミユニティ、いわば仲良しグループのようなものができるものです。困ったことに、そのコミュニティ内コミュニティで行われるコミュニケーションや仕事の依頼と受諾のやりとりは一切表には出てきません。そして、そこで行われる情報の交換こそが本当に有用で知りたいことだったり実益を伴うものだったりするのです。
そのコミュニティ内コミュニティに入ることのできる人間関係を作ることのできる資質は自分にあるため、コミュニティ内コミュニティを作る人たちが悪いのではありません。
人との関係をうまく作ってコミュニティ内コミュニティに入れる人間関係を作る資質がない人は、そのコミュニティに参加し続けても費用対効果比はよくないどころか、損失が積み重っていくだけになります。そういう人は自分の資質に見切りをつけて、自分の資質を活かせる別の領域にお金も時間も投資する方がいいかもしれませんね。
「承認欲求」の罠
自分の成果や存在を認めてもらいたいという欲求の罠、「承認欲求」の罠です。
コミュニティでは、批判的なコメントをしないことがルールです。温かい励ましや「凄いですね!」コメントが頂けます。アドバイスすれば「ありがとうございました」「勉強になりました」返信がコメントされます。これらは想像以上に承認欲求を満たしてくれるのです。
私もこれらのコメントに喜びと充足感を感じたことを思い出します。しかしこれが次に述べる「愛と所属の欲求」の罠と合わせてクセモノなのでした。
「愛と所属の欲求」の罠
一度コミュニティに入って「承認欲求」が満たされてしまうと、コミュニティから離れることへの恐怖も生じてきます。これがコミュニティに所属して安心感と共感を得たいという「愛と所属の欲求」の罠ですね。
コミュニティに入って質問したり作業報告を行うと、大抵は直ぐに「頑張ってますね」だとか「僕なんかまだ○○ですけど負けずに頑張ります」だとか、仲間意識が芽生えるようなコメントが返ってきます。
これらは本当に病みつきになります。この繋がりとか一体感が、コミュニティから離れ難くなる要因になるのですね。
知らず知らずのうちにかさむ会費
ここでさらに意識すべきは、このコミュニティに所属し続けるには「お金がかかる」ということです。
その金額が、月に1,000円なら年間120,000円ですが、月の会費が15,000円なら1年で180,000円にもなってしまいます。
180,000円という金額は「初級セミナーやコンテンツであれば5〜10講座」「本なら100冊」も買える額です。漫然と3年間参加すれば540,000円、5年であれば90万円にもなってしまいます。
まとめにかえて
先に述べた仲間づくりの才がないと自覚した人や収益につながる成果を得られない人は、前述の3つの罠にはまっていないか考えてみる必要があります。
もし3つの罠にはまっていると思ったら、本当にその有料コミュニティに参加し続ける意味があるのかどうかをよく考えてみて下さい。明確に「参加していることに意味がある」と言い切れないときには、一旦そこを退会してみることです。
退会してみて、やっぱり、そのコミュニティに入っていることが自分には価値のあることであった!と痛感するのであれば再入会すればいいのですから、勇気を持って一旦、退会してみましょう!