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つぶやき一行/2020-09-21

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Tag: 手洗い強迫

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説明

手洗い6原則

不潔恐怖の方の手洗い強迫に対する原則を紹介します。この時だけは手を洗っていいという原則です。実行すれば必ず(?)手洗い強迫は軽くなっていきます^ - ^

  1. トイレに行ったあと
  2. 食べる前
  3. 体のどこかに汚れを見つけた時
  4. 有害物のラベルのついているものに触れた時
  5. 正しい洗い方
  6. 長くても5分以内

反応妨害法を付け加えれば効果は絶大!

反応妨害法とは、平たく言えば「手を洗いたいのを我慢する」ことですね。

まずは「手を洗いたくなる状況」を5〜10段回くらいにランク付けした「不安階層表」を作ることから始めます。

不安すなわち「手を洗いたくなる」ことの程度の軽いものから「洗いたくても洗わない」で我慢する訓練をするのです。

20分から長くても90分ほど我慢すれば、洗いたいという思いが消えていきます。消えるまでいかないとしても、少なくとも洗わないでおける程度に手洗い欲求は軽くなってくるのです。

不安階層表の一番軽いものから練習し始めて、苦痛なく手を洗わないでおけるようになったら次のランクのものを実行(暴露)して慣らしていきましょう。

最高ランクの状況で手を洗わずに我慢することができるようになって、それをある程度、繰り返して我慢すれば、手洗い強迫から解放されることになるはずです。

不安階層表の実例

例えば次のような例もあります。手を洗いたい衝動の強さの順に、

  1. 公園の階段で手すりを触った後
  2. トイレで小便をした後
  3. トイレで大便をした後
  4. ゴキブリを触ってしまった後
  5. ナメクジを触ってしまった後

まとめにかえて:手洗い6原則を守ろう!

ここで挙げた例は、手を洗うことに対して正当性のあるものです。つまり、手洗いを行っても問題はありません。

しかし、手洗い6原則の第6の原則に従い、手洗いは長くても5分以内に切りあげましょう。

その他、それぞれの方の苦手な状況をランクづけして、程度の低いものから練習します。

ですけれど、手洗い6原則にのっとり、手を洗う正当性のないことで手を洗うのはやめましょう。それを我慢することが、手洗い強迫から解放される一番の近道ですから。

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