つぶやき一行/2020-09-27
Tag: 心理
幸せになる条件とは?
カリフォルニア大学のソニア・リュボミルス教授は「幸せ(ハピネス)」について研究を行いました。
教授は、著書『ハピネスの方法(The How of happiness)』の中で述べているところによると、インタビューやアンケートなどを行なって「人の心」という目に見えないものを定量化したのです。
すると、意外な事実がわかってきました。それは、次のようなことでした。
「幸せ」は遺伝的素因の影響が大きい
一卵性双生児は同じDNAを持っています。一卵性双生児は別々の環境や状況で育てられても、同じような「幸せ指数」を持つというのです。
これらの「幸せに関する先天的な要素」は、幸せ(ハピネス)に対して50%もの影響を与えていることが分かりました。
つまり、幸せ(ハピネス)に関する半分は、先天的な要素で決まってしまうということですね!
「幸せ」に影響を与える後天的な要素
次に挙げる要素が幸せ(ハピネス)に与える影響は10%くらいしかないということも明らかになりました。
- 結婚してよい配偶者を得る
- たくさんのボーナスなどをもらう
- 人間関係がこじれるとか仕事で失敗すること
「仕事でうまくいく」「良き夫/妻を得る」「人間関係の良し悪し」
などというと、幸せ(ハピネス)の要素の中で大きな影響を与えるように思えるのですけど、教授の調査研究からは1割程度の影響力しか持たないというのにはビックリです。
幸せの方程式とは
以上で述べたことをまとめてみると、幸せ(ハピネス)には先天的な素因が50%、人間関係の良し悪しなどの状況的な要因が10%、そしてこれらとは別の後天的要因が100%ー50%ー10%=40%の影響を与えているということですね。
ビックデータの分析で分かったのは、「日々の行動の、ちょっとした習慣や行動の選択の仕方」が後天的な要因の大きな割合を占めているということでした。
もう少し具体的に言うと、「行動を自ら積極的に起こした」という感覚が、人に幸福感を与えるということです。
これは私見ですけど、物ごとに主体的積極的に向き合って行動することが、幸せ(ハピネス)に至る方程式なのかも知れませんね^ - ^