つぶやき一行/2021-03-18
Tag: プチ学び
商品に対する受け入れ方のタイプとは?
『人類とイノベーション
世界は「自由」と「失敗」で進化する』マット・リドレーよりのプチ学びです。
新しい商品やサービスが世に広まってプロセスで、その商品やサービスをどのように受け入れていくかで人々をタイプ分けすると次のような5つの分類ができるそうです。
- イノベーター(革新者)
- アーリーアダプター(初期採用者)
- アーリーマジョリティ(前期追随者)
- レイトマジョリティ(後期追随者)
- ラガード(遅滞者)
イノベーター(革新者)
今までになかった新しいものに興味をいち早く示して、新商品を発売後まもなく購入する人たちのことを言います。全体の約2.5%いるそうです。商品などの購入動機は「だれも使っていないから」だとか。
アーリーアダプター(初期採用者)
少数の人々に注目されている商品に、比較的早くから興味を示し購入する人々のことです。これは全体の約13.5%を占めるとのこと。爆発的流行の起爆剤になる人々であると言われています。購入動機は「これいいぞ!これから主流になるにちがいないから」です。
私はこれに相当します。ドコモのiモード携帯(スマホの前身?iモード対応のWebサイトを閲覧できた)やEvernoteとかDropboxとかなどを早期に購入したり導入したりしました。
アーリーマジョリティ(前期追随者)
アーリーアダプターの製品に対する評価がよいときに新商品を購入する人々です。良いということがほぼ分かってから購入する慎重タイプですね。全体の約34%いるのだそうです。購入動機は「いいものだし失敗することはなさそうだから」と言えるでしょう。
レイトマジョリティ(後期追随者)
アーリーマジョリティと同様およそ34%の人々がこれに相当するそうですが、新しいものに対して疑問を持ちやすい人々です。多くの人が購入してからでないと自ら購入することはありません。ほぼ半分以上の人が購入している状況となってから購入します。購入動機は「みんなが持っているから」です。
ラガード(遅滞者)
例えば未だにガラケーを使っている人なんかが相当するかもしれません。今使っているものがまだ使えて困ることがなければ、新しい商品を購入しないタイプです。全体約16%いるとのこと。私のパートナーはこれです。
お医者さんにも同様のタイプがある?
商品の購入の仕方にも人それぞれタイプがあるというのは面白いですね。これに似た現象というか、新薬の使い方にも購入パターンのタイプと同様のタイプ分けができることに気づきました。それは新薬の導入のタイプです。
- 新薬が出る前から「これはいいぞ!」って出ればすぐに処方しだすイノベーター型ドクター。
- 発売後の効果や副作用の評判状況をみて早期に導入するアーリーアダプター型ドクター。
- ある程度多くの病院で処方されるようになってから処方を始めるアーリーマジョリティ型ドクター。
- かなり多くの病院で一般的に予報されるようになってから処方し始めるレイトマジョリティ型ドクター。
- もうほとんど使われなくなって大半の病院で主として処方されるようになってからやっと処方し始めるラガード型ドクター。
消費行動と処方行動に似たようなたいぷがあるというのは面白いですね。ちなみに患者さんにとってはアーリーマジョリティ型ドクターが安心かもしれません。