つぶやき一行/2021-03-25
トヨタさん!中国で燃料電池車の基幹システムを現地生産して大丈夫?
今日のプチ怒り&不安はトヨタの方針についてです。
日本経済新聞電子版によれば、トヨタ自動車は「早ければ2022年頃に燃料電池車の基幹システムを中国で現地生産する」ことを考えているのだとか。燃料電池車という中国がまだ市販化できていないものの基幹部分を中国の工場で作るようになって大丈夫なのでしょうか?
中国は燃料電池車を2035年までに100万台ほども国内で走らせようとしていることにトヨタは狙いを定め、中国での燃料電池車のシェアをいち早く確保するための種まきをしようというのでしょうか。
中国も燃料電池車のノウハウを欲しがっているようなのです。政策的に優遇処置を与える条件として、中国は燃料電池車製造の現地化を要求しており、トヨタが将来の利益のために企業機密を危険にさらすような真似をしたとも考えられます。
燃料電池車の企業秘密的ノウハウが中国側に流出する事態とはならないのでしょうか?トヨタは燃料電池車の開発で先行しています。そして、今まで基幹システムの生産を海外で行うことを避けてきました。しかし、中国での政策優遇を得るため、中国が要求してる燃料電池車製造の現地化に踏み出そうとしているのです。
トヨタの技術が軍事転用されるリスクはないのか?
トヨタはコメントを控えていますが、燃料電池車のノウハウが軍事転用されるリスクはないのでしょうか。
外務省の資料によれば2018年の中国の原油生産量は1日当たり379万8,000バレル、消費量は1,352万5,000バレルです。差引およそ970バレルの原油を輸入している計算です。戦争にでもなって原油の輸入に支障がでればたちまち燃料不足に見舞われることになりますね。
しかし、水素を燃料の主体としていけば、海の水を電気分解すればいくらでも燃料を賄うことができるでしょう。電気分解につかう電気は原発や風力、太陽光などでの発電で賄えるので経済的にも軍事的にも有利になると思われます。
飛行機の類は水素で飛ばすことは困難ですので石油に頼ることになるし、空母などの艦船は原子力でエネルギーを賄うことになるものの、戦車や輸送トラックは水素で動く燃料電池車に移行していくことになれば、エネルギー的な安全保障は万全ということになるでしょう。
トヨタさん!本当に大丈夫ですか?