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つぶやき一行/2021-06-06

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Tag: 今日の「へーっ」

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思考の3モード?

心理学者のブルーナーは、人の思考様式に2つのモードがあるとしています。「論理-科学モード(パラグマティックモード)」と「物語モード(ナラティブモード)」です。簡単に言うなら「論理モード」と「感情モード」とでも言えば分かりやすいでしょうか。私は、これに加えて「妄想モード」という機能不全モードがあると思っています。それぞれの思考モードについて見ていきましょう。

論理モード(私論)

物事を論理的理性的に分析するような思考のモードです。学習したり数学や物理の問題を解くときに脳が行う思考モードですね。

感情モード(私論)

自分の体験からしてこうであるとか、こう感じるからこうであるに違いないとか、あるいは筋書きを描くような思考モードと言ってもいいでしょうか。

妄想モード(私論)

感情モードをもっともっと思い込みに引きづられた状態です。勝手にこうであるに違いないと根拠なく感情に支配されて思い込む思考のモードです。実生活では、結構、この妄想モードが働いているかもしれません。

最も優先すべきは妄想モード?

正確には「妄想モード」になっていることに気づくことが最優先課題ということ。脳は自分の感情に沿う物語を勝手に作り出し、無意識的にその物語は真実であるとしてストーリーを発展させてしまうのです。

ですから、自分は今、妄想モードになっているのではないかとサーチして、妄想モードになっていることに気づくことが大切です。気づけば妄想モードは自動的に解除されます。そして、論理モードに則して思考が修正されるのです。

妄想モードになっていないか、常に意識するようにすれば、現実に即した合理的思考を行えるようになって、思考が作り出す色々な葛藤や苦悩が軽減できるものなのです^ - ^

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