つぶやき一行/2021-07-28
幼少期にペットと暮らしていると統合失調症になりにくい?
ジョンズ・ホプキンズ大学(米国)の研究によれば、生後12年間の内にワンコと一緒に暮らしていると、統合失調症になるリスクが25%低くなるとのこと。
また、出生後の最初の数年間だけでもワンコと暮らしているだけでも、統合失調症になるリスクは有意に低かったという結果が得られました。ところが、躁うつ病では発症リスクの低下は認められなかったようです。なお、ニャンコと暮らしていても統合失調症にも躁うつ病にもなるリスクは減りませんでした。
ひとこと
現在の日本ではニャンコ人気が高くなってきているようですけど、精神の病気の予防にはワンコの方が効果が大きいようですね。きっとワンコと散歩したりするなど外出して運動することが習慣化するだけでなく、散歩中に他のワンコオーナーと行きずりのプチ会話をして交流を深めたり、なによりワンコの情緒的応答性の高いこと(無償の愛のようなもの)が心身に良い影響を与えるのではないかな?
情報源
Robert Yolken et al, Exposure to household pet cats and dogs in childhood and risk of subsequent diagnosis of schizophrenia or bipolar disorder, PloS one. 2019;14(12);e0225320. doi: 10.1371/journal.pone.0225320.