つぶやき一行/2021-10-19
ストレスで腸内フローラが乱れるメカニズム
北海道大学の研究ですけど、心理的ストレス(以下、ストレスと記載)で腸内細菌のバランス(腸内フローラ)が乱れるメカニズムが解明されたとのこと。言うまでもなく、うつ病の発症要因としてストレスが挙げられています。このストレスで腸内フローラが乱れることが分かっているものの、なぜ腸内フローラが乱れるのかは不明でした。そにメカニズムを明らかにしたという報告です。
αディフェンシンの減少が原因だった!
小腸にあるパネト細胞が分泌するαディフェンシンという腸内細菌のバランスを保つ分泌物が、うつ病を誘発するようなストレスで減少することが観察されました。αディフェンシンは腸内でバランスよく共生している善玉菌と悪玉菌を殺さず、そのバランスを乱すような細菌だけを殺すのです。αディフェンシンが減れば腸内フローラを乱すような細菌を殺せなくなって腸内フローラが乱れるということですね。