つぶやき一行/2021-12-11
Tag: 今日の「へーっ」
マスク着用は個人の自由で決めていいの?
他の乗客からのクレームにより、飛行機の客室乗務員からマスクを着用するようお願いされたけど、マスクの着用を拒否して飛行機から引きずり降ろされた方が、日刊現代DIGITALのインタビューに答えた記事が掲載されていました。記事は、「10年後、この事件はどのような評価がされているのだろうか?」と締めくくっていましたけど・・・
皆さまはいかがお考えになるでしょうか?記事のURLは下記のとおりです。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/298155
私見
現在の法的状況は、
- マスクの着用は任意である
- マスクを着用しない人の入店や搭乗を拒否してよい法律はない
マスクについての条例を定めている自治体はあります。
- 神奈川県大和市の「大和市おもいやりマスク着用条例」
- 市民にマスクの着用を求めている
- 着用を求める具体的な状況についての規定はない
- 着けていなくても罰則はない
などです。従わなくても罰則はないので、マナーのレベルの条例ですね。
しかし、罰則のある条例である無しにかかわらず、正当な理由なしに他人の嫌がることを止めないというのは、その人の人格上の問題であると言えるかも知れません。先に書いた方は、他の乗客からクレームを受けた客室乗務員が、その人にマスクを着用するようにお願いされたけれど、自らの主義主張に従ってマスクの着用を拒否したようです。
飛行機内で大声で独り言を言って他人が迷惑しているのを、客室乗務員が注意したのとは大いに意味合いが異なります。大声は迷惑だけれども、迷惑を被った人を死の危険に陥れることも人生を変えてしまうこともありません。
しかし、新型コロナの場合はそうではありません。マスクをつけなかった人が、自分がコロナ感染者ではないと確定されている訳ではないにも関わらず、コロナ感染を危惧して不安と不快感を感じている人の気持ちを無視して、自分の主義主張をゴリ押しした行為は誉められたものではないことは確かでしょう。もし、自分も気づかないうちに他人に感染させていたらどうするのでしょうか?
その人の主張は、マスクが大きな飛沫の防止には役立つであろうが、感染防止に役立つとの根拠はないので、マスクを着用すべき根拠はない!ということらしいです。この論理は暴論でしょうか?必ずしも暴論とも言えない点があります。
新型コロナウイルスはマイクロ飛沫によっても感染することが定説となりつつあります。マイクロ飛沫は通常のマスクで完全に防止することはできません。マスクをしていても鼻だしマスクは論外として、マスクをキッチリつけている人でも、私が観察するかぎり、マスクと鼻の横あたりがスカスカで空気に出入りが自由になっている人が多いように思えます。これでは感染するさせるの両方で不十分です。マスクをせずにしかし黙っているというのと大差ないかも知れないのです。
それでも他人が嫌がり不安や脅威を感じるようなことを、例え主張することが論理的に正しいとしたとしても、倫理的には如何なものでしょう?わたしは他人の嫌がることをすべきではないと思うのですが・・・「じゃあ、私の嫌がることを強要するな!」とその人から反論されそうですけどですねm(_ _)m