つぶやき一行/2022-01-13
Tag: ぼやき
己を知る!すべての人のお役に立てるわけではないのです・・・
精神科医で作家の「なだいなだ」先生は言います。患者さんには三種類あると。それは・・・
ほうっておけば
- 死ぬ患者さん
- 治る患者さん
- 治りもしないが死にもしない患者さん
なだいなだ先生はさらに言っています。
- ほうっておけば死ぬ患者さんを自分で診てはいけない!
- 一刻も早く名医のところに紹介しなさい
要は、「自分の力量を見定めよ」という教えですね。極端に考えるなら、皮膚科に来られた失明の恐れのある緑内障の患者さんは、一刻も早く眼科に紹介しなさいということですね。精神科も同じです。思春期を診る技量のない精神科医は思春期専門医に患者さんを紹介するのが一番です。摂食障害や強迫性障害も同じでしょう。ただ問題は、思春期も摂食障害も強迫性障害も、きっちりと治療できる医療機関がほとんどないということです。紹介先がないので自院で診ることになるのですが、治せないですね、実際。つらいところです。