つぶやき一行/2022-09-05
Tag: 今日の「へーっ」
交通の便がいいと「うつ」になりにくい?
バスや自動車などの交通の便と高齢者のうつ病の関係を調べた研究があったので紹介します。バスや自動車などの交通の便とは、正確には一定面積(800m内)あたりの交差点の数(密度)と空間構文(都市設計の社会的影響を試算するためのツール)による道路接続性とのこと。千葉大学の研究報告です。
2013年にうつ病でなかった高齢者2万4,141について、2016年にうつ病と診断されたかで調査を行ったところ、
- 交差点密度が高い地域に住んでいる高齢者は新規うつ病発症率が17%低い
- 道路接続性が高い地域に住んでいる高齢者は新規うつ病発症率が14%低い
私見
交通の便がいいとうつ病になりにくいのは、交通の便がいいとたつ同性が高くなるからではないでしょうか?活動性が高くなるということは、外出が増え、身体活動が多くなり、他人と接触して会話することが増え、幸せホルモンと言われるセロトニンの分泌や脳内麻薬であるエンドルフィンの分泌が増えるからでしょうか。
情報源
Yu-Ru Chen et al, The association between street connectivity and depression among older Japanese adults: the JAGES longitudinal study. Scientific reports. 2022 Aug 08;12(1);13533. doi: 10.1038/s41598-022-17650-w. (https://pmc.carenet.com/?pmid=35941206)
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