あがり・うつ・不安・不眠の方々へ 赤坂心療クリニック ℡092-737-2660
難治例
難治例の治療について
- 精神科や心療内科の治療は、大きく分けて以下の方法があります。
- ①通常の面接
- ②本格的カウンセリング
- ③生活指導(生活リズムなど)
- ④リラクゼーション法(自律訓練法など)
- ⑤薬物療法
- ⑥物理的治療(経頭蓋磁気刺激など)
- ⑥が施行できる医療機関は極めて限られており、通常、クリニックでは①③⑤から治療をはじめることになります。
- 多くの方が半年以内に十分な改善が得られるようになりますが、半年以上経っても症状が十分に回復しない方々も相当数いらっしゃるのも事実です。
- そのような場合、⑤のさらなる工夫(漢方薬や特殊なお薬での補強)や②④⑥を施行する必要が生じてきます。
- 先に述べたように⑥(経頭蓋磁気刺激や高照度光療法・全身麻酔下での修正型電気痙攣療法など)などを行える医療機関は極めて限られており、しかも、厳密に適応症が定められているため、施行は極めて困難でしょう。
- また、④は継続すれば有効な方法ですが、行って即座に効果を実感できるものではないうえ、毎日、自宅で訓練を行わなくてはならないため、継続的に実行できる方は極めて少ないのが実状です。
- そこで、通常のクリニックでの工夫は、②と⑤が中心となってきます。
- ⑤については、マニュアル化(薬物療法のアルゴリズムなど)されており、いくつかは当院独自の方法も実施していますが、全国どこでもほぼ同一の補強療法が受けられるはずです。
- ②に関しては、以下のような方法があります。
- (1)話を丹念に聞いて貰うことで癒しを得る方法
- (2)物事の受け止め方の内容を修正する方法
- (3)受け止め方の運用方法を客観化する方法
- (1)は通常、40-50分の面接時間を取って自費診療となり、専門の心理士が行うことになります(注:当院では施行しておりません)。
- 当院では、ご希望の方には40-50分の面接時間を確保した(2)(3)を施行する予約カウンセリングも行っていますが、通常は、(2)(3)を定型的やり方にこだらわない柔軟な方法で、保険診療の範囲内(10-20分の面接)で行っています。