FrontPage/2025-02-13
★孤独は動脈硬化をもたらす?
Tag: 今日の「へーっ」
孤独は動脈硬化をもたらす?
慶応大学の研究チームが、マウス実験を通じて社会的孤独の影響を調査した結果、孤独状態により動脈硬化の進行を促すことが明らかになったとのことです。
実験では、単独飼育のマウスは、グループ飼育のマウスと比較して、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールが上昇し、動脈硬化が進行していました。
そのメカニズムは、
- 孤独状態により、脳の視床下部から分泌される「幸せホルモン」オキシトシンの分泌量が低下する。
- →オキシトシンは、肝臓で悪玉コレステロールを腸に排出する働きがある。
- →オキシトシンの減少が、悪玉コレステロールの増加を引き起こす。
- → 悪玉コレステロールの増加が動脈硬化の進行を促す
というものだそうです。
これらの結果は、社会的つながりの欠如が精神疾患、肥満、2型糖尿病、心筋梗塞などのリスク要因となることを示唆しているとのこと。
現代における一人暮らしの増加や新型コロナウイルスによる交流減少の中、社会的なつながりの重要性が再認識される必要があるとしています。
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