脳細胞は使わないとなくなっていく?
2011.09.26
カテゴリ:ブログ
脳細胞は使わないとなくなっていく?
Tag: 脳細胞 新生 学習 運動
脳細胞は絶えず、死滅していくと同時に再生もされていますが、頭を使わないとどうなるのでしょうか。
脳には神経細胞を作る神経幹細胞がないため、成体での神経細胞は再生(新生)しないと長い間考えられて来ました。
プリンストン大学のグールドが、成体でも神経細胞が新生することを報告し、その後、記憶や学習をつかさどる海馬で、日常的に神経細胞が新生していることが明らかになりました。
しかし、新生した神経細胞の多くは数週間で消滅することも分かってきました。
新生された神経細胞がより長生きさせるためによい方法はないのでしょうか。
その可能性があるのは、新しいことを学習することです。
学習することで、新生された神経細胞が神経ネットワークに組み込まれ、消滅することなく生き残るというのです。
また、アルツハイマー型認知症においては、有酸素運動が脳機能障害を改善するという報告もあり、アルツハイマー型認知症でなくとも、神経細胞によい影響を与えると思われます。
学習することと運動は、脳にもいいようですね。
日ごろから、新たなことを学習し、体を動かすように心がけようと思います。