扁桃体は何を見ている?
2011.11.22
カテゴリ:ブログ
扁桃体は何を見ている?
Tag: 扁桃体 動物 不安
「Animals in the amygdala 」Nature Neuroscience(電子版), 2011年08月29日
Amygdala扁桃体は、不安などの情動に関わる脳領域です。
動物の絵を見たとき、右側にある扁桃体での神経細胞活動が活発になり、神経応答も速くなっていることが分かったというのです。
著者の思索では、進化の過程で、捕食者であるかもしれない、あるいは獲物になるかもしれない動物を見ることには特別の意味があるからではないかとしています。
猛獣に襲われる危険も、食糧となる動物を見つけることも、ヒトの生存には大きな意味があるでしょう。
このように、生存していくという文脈の中で、イロイロな脳回路の自動化が生じているのでしょう。
この自動回路の機能変調が、パニック障害や社交不安障害なのかもしれません。