専門医の認定は、第三者機関で行うべき!
2011.12.08
カテゴリ:ブログ
専門医の認定は、第三者機関で行うべき!
Tag: 専門医
当たり前のことですが…。
厚生労働省が11月4日に開催した第2回専門医の在り方に関する検討会の席上で、日本専門医制評価・認定機構理事長が提言を行いました。
専門医を各医学学会ごとに認定するのではなく、統一された基準で第三者委員会など中立的で客観的な認定を行おうというものです。
現在の学会認定による専門医は、各分野の専門的知識と経験、技術を身につけているというより、各医療分野での最低限の技能知識を身につけているという最低基準に近いものであるというのが現状です。
特に、各学会認定の専門医には、移行措置というものがあり、これが専門医の質を低下させている要因だと思います。
移行措置とうのは、各学会が専門医を認定しはじめるとき、筆記試験や診察の実技試験を受けなくても専門医として認定し、ある程度の専門医を人数的に確保してから試験による専門医認定を開始する方法です。
このような問題を解決され、本当の意味での専門医が認定されるようになれば、医療や医師の質が高まっていくことになるでしょう。