孤独感と睡眠の質が関係する?
孤独感と睡眠の質が関係する?
Tag: 孤独感 睡眠
睡眠に関する専門誌「Sleep」(2011; 34: 1519-1526)から
シカゴ大学のLianne M. Kurinaらの研究です。
サウスダコタ州の19歳以上の成人95例(平均年齢39.8歳・女性55%)に、孤独感と睡眠の質との関連を調査しました。
調査内容は、孤独感・うつ症状・不安・ストレス要因・睡眠の質・日中の眠気などで、これに加えて、調査対象者には、手首に装着して活動を記録するアクチグラフを1週間装着してもらいました。
その結果,孤独感のスコアが高くなるほど睡眠が分断されることが統計学的に有意に高いことが分かりました。
また、この結果は,2002年に米国心理学協会(APS)が発表した大学生の孤独感と睡眠の質について検討した研究の結果と一致するものであったとも考察しています。
都会の大学院生にも、田舎の庶民にも孤独感は睡眠の質を低下させるようです。
この睡眠の質が、メンタル面や身体的健康にどのような影響を与えるものかは言及されていないものの、長期に睡眠の質が障害されれば、心血管系の障害や生活習慣病、さらにはうつ病への発展も懸念されます。
では、この孤独感を感じにくくする方法は?
何かに没入することです。
これを見つけるのは結構大変ですが、見つけられれば、没入体験は孤独感だけではなくウツにも効果が期待できます。
夢中になれるものを見つけておきましょう!