治療者患者関係を崩す恐れ?
2012.04.12
カテゴリ:ブログ
治療者患者関係を崩す恐れ?
Tag: 診療報酬改定
一般名処方医療機関を基本的に返上しました。
4月の保険診療報酬改定で、一般名処方が推奨され、当院も一般名処方医療機関として診療を開始しましたが、不都合の多さに原則商品名処方に戻すことにしました。
一般名で処方すると、患者さんへのお薬の説明の際、患者さんが良くわ分からないこと、医療機関でもどの商品名のお薬が出されているか分からないこと、医療機関でそれを把握するためには薬局より報告を受ける必要があること等など、患者さんに分かりにくい状態が生じてしまいました。
一般名処方は、ジェネリック品を出しやすい政治誘導的改定であるため、このような問題が生じたのだと思われます。
医療財政の逼迫防止に協力はしたいと思いましたが、治療者患者関係が、お薬の投与の際の問題で崩れてしまう可能性があり、一般名処方を原則行わないことと決めました。
ご迷惑をおかけした方がにお詫びしたいと思います。