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粒子であり波であり?

粒子であり波であり?

Tag: 量子力学
有名な二重スリット実験
離れた縦の隙間に電子を一個ずつ発射して、後ろのスクリーンにぶつかった電子の跡を重ね合わせると、縞模様が形成されます。

電子がパチンコ玉みたいなら、真っ直ぐ飛んで、入射したスリットの通過点と発射点を結ぶ直線上の一点に、1つの点だけができるはずです。

それを重ね合わせれば、2つのボヤーっとした棒状の模様になるはずですが…

野球のボールは、粒子(大きすぎますが…)であり波の性質を持つことはありません。

しかし、極微の素粒子は、粒子であると同時に「波」であるため、回折(近接したスリットを通過すると縞模様ができる波の特性)が生じるのです。

二重スリット実験で、電子が通過したことを感知するセンサーを設置すると、何と不思議なことに、「波」の性質がなくなり、縞模様は形成されないというのです。

粒子としての通過を確認するセンサーを設置して、その粒子の通過を確定すると「波」の性質が観測されなくなる…

量子力学の世界は、本当に理解しがたい。

しかし、何かメンタルの世界では、ありそうなこと?

たとえば、2人チームで仕事をしているとき、1人が上手にサボっているのに、上司には頑張ってやっっているように報告しているというような場合を考えてみましょう。

自分だけが毎日長時間残業して、サボっている人の分までやりくりしているにも関わらず、「誰もそれを気づいていない」とき、どんな気持ちになるでしょうか。

かなりなストレス状態が生じるでしょう。

一方、上司がそれに気付いており、「この仕事を期限に間に合わせるのには、会社の信用と今後の契約という重要な意味があるんだ。もう1人の人は、前から今回のような行動をとることが多くて、会社としても困っている人なんだ。君にはいつも苦労をかけるが、できるだけの対処はするので今しばらく辛抱してくれ。君だけが頼りだ。頼む!」と労ってくれ、頭を下げられれば、どうでしょう。

なんだか、やる気が湧いてくるような気がしませんか?

量子の世界もメンタルの世界も、不思議な世界ですね。

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