ヒッグス粒子
ヒッグス粒子
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チョット遅ればせですが…神の粒子発見か?
7月4日のニュースは、「神の粒子」に占領されてしまった。
神の粒子とも称されるヒッグス粒子。
実在する万物に質量を与えたとされる素粒子である。
欧州合同原子核研究機関(CERN)が4日、公表。
CERNでは2010年から東京大学など国内勢も参加する「アトラス」と欧米中心の「CMS」の2チームが、ヒッグス粒子を探し出す実験に取り組んでいる。
方法としては、光の速さ近くまで加速させた陽子同士をぶつけて、宇宙誕生時のビッグバンを再現、衝突で飛び散った多数の素粒子の中からヒッグス粒子の「痕跡」を見つけるのだという。
ヒッグス粒子は、瞬く間にほかの粒子に姿を変えるため、直接観測するのは不可能!
検出器がとらえた様々な粒子や光のデータから、統計学的な手法を使って、ヒッグス粒子が存在する確からしさを算出。
昨年末までに500兆回の衝突実験を実施し、ヒッグス粒子が存在する確率をアトラスは約98.9%、CMSは約97%とした。
物理学では99.9999%以上を発見とするとのこと。
昨年分と足し合わせても、2グループがそれぞれ99.9999%に達するのは厳しいいらしいが、99%を超える「確証」を得た可能性はあるという。
ヒッグス粒子が見つかれば、宇宙誕生時には光速で飛んでいた様々な粒子が、質量を持つようになり、星や生命が生まれる大きな契機になったとの説明が正しいことになるらしい。
99,9999%への歩みを期待することとしましょう。