病院選び一考
2012.08.15
カテゴリ：ブログ
病院選び一考
Tag: 病院選び
病院選びは本当にむつかしいですね。
手術の症例数や結果を公表している病院もありますが、同じ病名でも重症度は様々。
公表された数字の評定は、内部関係者以外には難しいのが現実です。
病院を選ぶための情報、その信憑性を患者さん側が正しく判断すること自体の指標がありません。
その理屈は、マーケッティング理論から逆算的に説明することができます。
マーケッティングの基本は、
1)存在を知ってもらう、
2)必要性をお知らせする、
3)そこを選ぶメリットを知ってもらう、
この3つの要素がポイントとなります。
病院選びでは、1)に相当する「どこにあるか？」は、電話帳やインターネット検索で容易に知ることができます。
しかし、2)と3)については非常に難しい。
特に心療内科や精神科では、どこの病院が自分と相性がピッタリのかを判断する情報がないのが現実です。
そのうえ、自分の状態が病的なのか正常範囲なのか？放置するとどのようなリスクがあるのかが分からないのです。
具体的にこのようなやり方の治療をしているということも分かりません。
病院のホームページを見ても、そのようなことは書いてないことが殆どです。
実際に、行ってみるしかないというのも、患者さん側からすると困った状況です。
限られた情報の中で比較的よい方法は、
まず電話してみることでしょうか？
受付の対応が気持ちよく感じられる場合は、医療も良心的である確率が高いと思います。
一度、お確かめあれ。
