歩く速度でしか…
2013.04.21
カテゴリ:ふと思ったこと
歩く速度でしか…
歩く速度でしか見えないこと。
まだ若かりし頃、世は受験戦争に高度成長期からバブルの時代だった。
乗り物はより速く、知識はより多く、人も休むことを知らず先へ先へと進もうとした。
立ち止まれば置いていかれる世界に身を置いて、ほぼ毎日全力疾走してきた気がする。
50も半ばを過ぎて、体力も衰えてくると、全力疾走どころか早歩きしても息切れがする。
高性能な車で長距離を一気に移動して観光地を巡るより、
愛犬とモッタモッタゆっくり散歩する方が心地よく感じる。
ふと都会の道端にも春の訪れを見つける。
歩く速度でしか見えないものがある。
歩くようなゆっくりとしたスピード感でしか気づかないこともあるのだろう………か?
お日様の温かな陽ざしと、ほんの少し冷たいそよ風がありがたい。