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染色体と遺伝子・エピジェネティクス1

染色体と遺伝子・エピジェネティクス1

まずは、染色体、遺伝子、クロマチン、DNAなど用語の整理から。

二重螺旋構造をもつDNAが、ヒストンという蛋白に2回巻きついて数珠の粒状になったものをヌクレオソームという。

ヌクレオソームが数珠状に繋がり、さらにそれが折り畳まれれたものをクロマチン繊維という。

クロマチン繊維は、細胞分裂時に、さらに折り畳まれてX字形の中間染色体を形成する。

クロマチンは染色体とほほ同意だが、クロマチンはより化学的な意味合いを持つ表現である。

DNAのうち特定の蛋白形成の設計図となっているものを遺伝子と考えていい。

ところで、遺伝子の塩基配列を変えない修飾をエピジェネティクスという。

ヒストンのアセチル化やメチル化がエピジェネティクスの代表。

ヒストンのアセチル化はDNAの転写を促進し、メチル化は促進も抑制もする。

また、ヒストンではなくDNA自体(塩基のシトシン)のメチル化が癌の発現に関与する。

このようなDNAの塩基配列以外の変化により生じる遺伝子発現もまたエピジェネティクスという。

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