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納得できない!

納得できない!

愛知県大府市で2007年、徘徊中に列車にはねられ死亡した認知症の男性(当時91歳)の妻と長男らに、JR東海が運行遅れにともない生じた損害約720万円の賠償を求めた訴訟の控訴審で判決が名古屋高裁で下された。

裁判長は20年も別居している長男いたしては責任を認めなかったものの、妻(85歳)のみではあるが約360万円の支払いを命じた。

妻に重度の認知症であった夫に対する民法上の監督義務があったとしたのだ。

出入り口のセンサーの電源を切っていたことが徘徊可能性のある夫への監督が十分でなかったとした。

JR東海側の事故を防止義務にも瑕疵があったとして、賠償責任を5割に減額したものの、果たして庶民感覚から納得できる判決であろうか!

私は納得できない。

85歳の妻にどれほどの監視能力を期待できるのだろうか?

介護を個人の責任に丸投げするのはいかがなものか。

コミュニティーや社会制度でカバーすべきものではないか。

高齢者に対して訴訟を起こすJR東海については、その脳みその構造を疑いたくもなる。

JR東海と判決を下した司法は人間で言えば情緒に異常をきたしているか性格が偏向しているのではないか?

人としてのあるべき構えを考え直していただきたいと思うのは私に問題があるのだろうか…

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