セブンイレブンと治療?
セブンイレブンと治療?
セブンイレブンのビジネスモデルを産み出す企業姿勢、即ちメタビジネスモデルというべきものは、精神医学で言えば「行動実験」だといいます。
仮説→実行→検証→学び→改善→これらの繰り返し、ということです。
これは認知行動療法などで行われる行動実験そのものと言えるでしょう。
認知科学の知見では、脅威対象(不安・恐れ・嫌悪・落ち込みなどの対象)を避ければ避けるほどもっと脅威になる、そしてもっと思い出して苦悩することが分かっています。
そこで、脅威と思っているようなことが、事前に考えている程度ほどに脅威となるのかを、検証するという行動実験を行ってみるのです。
事前に想定していたような程には恐ろしいことが生じないなら、事前の想定は過剰な思い込みであったということが実感できます。
その脅威対象に関する認知が変化して対処行動も変わってきます。
回避行動ではなく適切な対処行動を取れるようになるのです。
適切な対処行動が取れれば、適切な問題解決行動が実行され、更に脅威の度合いが低減されます。
やがてその脅威を脅威と認知しなくなり、症状がなくなります。
行動実験をはじめは自分のチカラだけで行うのは難しいので、主治医と脅威の分析を行って、具体的にどのようなステップで行うかを相談するといいでしょう。
これが上手くできるようになると、お薬を大きく減らせるかもしれません。
興味を持たれた方は試してみてください。