口コミはウソかマコトか?
口コミはウソかマコトか?
上の画像にあるようなダイレクトメール(DM)が送られて来ました。
このDMによれば、悪徳業者が自作自演の悪いコメントや評価を有料で消します!という営業をかけてくるというビジネスが流行っているのだそうです。
一度この手の営業に引っ掛かってしまうと、再三再四、自作自演の悪い口コミを書いて、それを消しますからお金を払って!って言ってくるとのこと。これを「口コミ・マッチポンプ詐欺」というらしいのです
Googleマップは毎日ぼう大な人が利用しています。Googleマップに悪い口コミを書かれれば、行こうと思って探したのに、その悪い口コミを見て行くのを止めよう!となってしまいがちです。こう言った消費者心理とお店側の危機意識を上手く利用して、お店からお金をせしめようとするビジネスモデルですね。困ったものです。
逆のビジネスモデルもありました!
数年前のことでしたけど、次のような画像にあるFAXが数回ほど送られて来たことがありました。
いい評価の口コミを沢山の口コミサイトに投稿します!という営業FAXですね。しかも、専門のライターが執筆した良い口コミを書いて、投稿前に原稿をチェックしてもらうので安心だと言うのです。
しかし、ウソの良い評価を口コミしてもらっても、その口コミに沿うような質の高い治療を提供できないので、かえって私としては困ってしまいます。
過大評価は病院にも患者さんにも不幸です!
日本の精神科医療は100点満点で60点を最低合格点(及第点)とした場合、55点から75点の評価に99%の医療機関が含まれると思います。
それを口コミで95点とか90点とかの医療機関であるかのように評価されてしまうと、それを信じて受診された方は大きな失望を感じてしまうでしょう。
さらに、そのようなことが繰り返されるにつれ逆に医療機関の評判は悪化して、本来75点の医療機関が60点とか50点とかに過小評価されることになりかねません。
期待を裏切られる患者さん、不当に過小評価される医療機関。両者ともに不幸になると言うことですね。
口コミに頼らない医療機関の選び方
これは他の所でも記事にしたのですけど、医療機関に問い合わせをしたときの受付の対応を目安にすることでしょう。
問い合わせに対して懇切丁寧に対応してくれる医療機関は概して良質な医療を提供してくれると考えていいと思います。
これは職員教育がキッチリなされていると言うことに加えて、職員が経営者(医師)から大切にされている可能性が高いことを推し量るポイントになるからです。
職員を大切にする経営者(医師)は患者さんも大切に対応してくれるはずですから、そう言った医療機関を受診すれば嫌な思いをすることなく良質な医療を提供してもらえると思います。
ご参考になれば幸いです^ - ^