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「うつ」にも意義がある?

「うつ」にも意義がある?

情報源は忘れてしまいましたが、2021年2月12日のメモ書きからの記事です。内容は「落ち込みにも意味がある」というもの。要約すると「落ち込まない→無謀な挑戦行動をする→身の破滅をもたらす確率を高める」ので「うつ状態には個人の滅亡を防止する効果がある」ということです。

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落ち込めば、それに伴って意欲も低下します。意欲が低下すれば、家事や勉強などすべきこともする気力がなくなって、何にしろ行動することがなくなるのです。ですから、落ち込み感に支配された破滅的行動も起こさなくて済むのですね。

関係するドイツの研究

ある心理学者の研究(ドイツ)の研究によると、「落ち込み感などネガティブな感情にどんなメリットもない」と思い込んでいると、この落ち込みなどネガティブな感情は心身の健康に明確な悪影響を与えるという結果が示されたというのです。

落ち込みなどネガティブな感情の原因となったものへの怒りは「進歩や改革あるいは別領域での発展への原動力になる」こともあるでしょうし、落ち込みなどネガティブな感情に伴う悲しみや空虚感または無力感は「他人の心の痛みに共感する能力を高める」かも知れませんね。

「落ち込みなどネガティブな感情=悪(bad)」という無意識の思い込みを、落ち込みなどネガティブな感情にも「メリット」あるいは「意味のある役割」があると気づくだけでも、落ち込みなどネガティブな感情の悪影響を少なくできるでしょう。

関係するスタンフォード大学(米国)の研究

スタンフォード大学の研究者は、ストレスを次のように受け止めると、

  • 当たり前のものである
  • 健康な人生には欠かせないものである

ストレスが人に与える悪影響を少なくできることを見出しています。これらの認識の変更はリフレイミングと言うスキル、あるいは認知療法における「認知の再構成」というものと同じことでしょう。「ストレスは100%危険なものである」という認知を「ストレスにはよい面もある」というように考えると、ストレスの悪影響が少なくなるのです。

良くないことに何がしかの意味を見出そう!

落ち込みに限らずネガティブな感情や出来事に、それらが全て悪である「all bad」と思い込まず、何がしかのメリットあるいは役割があるのだと考え直して、ネガティブな感情や出来事の意味を自分に問いかけてみると、ネガティブな感情や出来事からの心身への悪影響を少なくできると思います。一度、お試しあれ^ - ^

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