新型コロナウイルスワクチンの有効性:メーカー別に比べてみた
新型コロナウイルスワクチンの有効性:メーカー別に比べてみた
新型コロナウイルスワクチンの有効性:メーカー別に比べてみた
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新型コロナウイルスワクチンの有効性を調査した報告があったので記事にしました。スウェーデンの研究です。調べたメーカーはファイザー、モデルナ、そしてアストラゼネカのものです。2回目の接種後の経過期間によっての有効性の変化を調べています。対象は84万2974例です。データは2021年10月4日更新分までとなっています。
新型コロナウイルスワクチンのメーカー別有効性
経過日数 | (1)ファイザー | (2)モデルナ | (3)アストラゼネカ | (2)→or←(3) | |
---|---|---|---|---|---|
15-30日 | 92% | 96% | 68% | 89% | |
60-120日 | 84% | 85% | 41% | 55% | |
121日以降 | 47% | 71% | 効果なし | 66% | えっ?上がっている! |
181日以降 | 29% | 59% | - | - | |
211日以降 | 23% | - | - | - |
なお、重症化に対するワクチンの有効性は、第15-30日が89%、第121日以降が64%だったとのことです。また、女性より男性で、若い人より歳とった人で、ワクチンの有効性は低いという証拠が認められたようです。
独白
モデルナ!結構いいじゃないか!副反応はちょっと多いようだけど。血栓症(10万~25万回に1回程度)や心筋炎(100万人あたりmax32人程度)は怖いですけどね。
情報源
Risk of infection, hospitalisation, and death up to 9 months after a second dose of COVID-19 vaccine: a retrospective, total population cohort study in Sweden( https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(22)00089-7/fulltext )
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