言たか放題/2016-07-03
ちょっとした心の機微?=プチ心理学1=
ある心理学の流派の考えによると…
心の苦悩の大半が、
対人関係で生じることに起因するとしています。
第1回は、"期待すること"についてです^ - ^
親しい間柄では特にその傾向が強いのではないかと思うのですが、
ふとした日常の瞬間瞬間に、
無意識のうちに相手に期待していることは、ままあることではないでしょうか。
しかし、
この期待、
ちょっとした問題があります。
その問題とは、
期待する=減点法!
であるということです。
ところで、
「期待する」というのにも期待の水準値というものがあるのは、論理的には多くの方々が知っていることだと思います。
それは、
軽いものから順に、
①してくれたら嬉しいなぁ( ´ ▽ ` )
②すべきである(`∧´)
というものです。
②のような期待水準になると、
心理的には、
期待したことをしてくれたときが、
0点かせいぜい5点止まりの感謝得点となり、
してもらえなかったときは、
マイナス30点からマイナス90点くらいになってしまうのです。
上記①の期待水準であっても大差はありません!
これが人間心理というものです。
ですから、
親しい相手にほど、期待しない心の構えで接することが大切です。
期待しない構えとは、
①相手は相手の事情や考え方がある。
②私には私の事情や考え方がある。
③それぞれ、それなりに別個の人格であり、それぞれの自由意志がある。
④私は私の考えや行動を自己決定する人権がある。
⑤相手は相手で自分の考えや行動を自己決定する人権がある。
⑥よって、相手が、私の期待に沿う行動をしないことを選択するのも、相手の専権領域である。
ちょっと大仰に見えるかも知れません。
でも、
期待しない構えで人と接すると、
きっと、直ぐに幸せを感じることになると思います!
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