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dokusyo/2015-09-01

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Tag: 読書 書評

「認知行動療法」

坂野雄二氏の著書。

ただし、坂野流認知行動療法という本では…

認知行動療法の歴史や流派の知識が得られる。

知っている人行っている人には参考になる。

内容を私なりにまとめると以下の如し?

ただし()内は本書に記載がないもの。

■意欲低下対策や動機付けの方法
再帰属法→責任の帰属性を自己から自己の行為へ

■学術的知見
①責任の帰属性
→内的・外的(ロッター)×安定・不安定(ワイナー)
・自己そのものに帰属させる→モチベーション↓
・自分の努力に帰属させる→今度は頑張ろう…
・(他人に帰属させる→被害的?)
・(運命に帰属させる→怨み?)

②セルフモニタリング
→何が問題か?を明確にすることが、解決への第一歩!

③セルフエフィカシー
→予測が行動をコントロールする
→成功体験+成功体験の目撃+自己や他者からの励まし+生理的反応の解消体験=セルフエフィカシーの形成

④予期機能
・結果予期→どうなるか?
・効力予期→どれだけやれるか?

⑤学習性無力感
→トラウマそのものではなく、対処不可能性の学習による!
→対処不可能性の学習がどうであったのかの視点が重要!

⑥ストレスモデル
ストレッサー→脅威度の評価→対処可能性の評価→個人の脆弱性+ソーシャルサポート→ストレス度

■認知の重要性
避けられなくても何とかなる→脅威小

■学び:一般診療(面接室)で利用できる技法
・「どんな状況で、どう感じ、どう考えたか?、その根拠は他にないか?そう分析したら気分はどうなった?」を面接室で行う!
・(回避行動の明確化+利点欠点分析)
・(脅威度の評価対策→最悪の結果分析)
・(対処可能性分析→問題解決技法)

・セルフモニタリング
・他の可能性を協働で探る
・イメージリハーサル

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