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dokusyo/2015-09-06

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Tag: 読書 書評

置かれた場所で咲きなさい

渡辺和子(修道者)著。

9歳の時、自宅で襲撃(2・26事件)を受け、目の前1mで父を殺されている。

50代でうつ病を患ったとはいえ、PTSDにもならなかった精神の頑健さ故の、自らの弱さや傲慢さへの悟りのような教えがある。

最終節「小さな死…」だけでも本書を読む価値がある!

これは、推薦図書です!

【総括】
環境に左右されて幸福が変わらず、環境の主人となり花を咲かせるには、苦悩を有難く両手でいただき、自分しか作れない花束にして神に捧げたい!

生きる力は、希望を持ち続けることで生まれ、「御心のままに、なし給え」と謙虚に神に委ねることで生きる意味が宿る?

【ピックアップ】
Bloom where God has planted you.
→気づいてくれている人が必ずいる。例えいなくても神は必ず見守ってくれている!

⓪自己中心的な自分との絶え間なく戦い、自分の我儘を抑えて、他人の喜びとなる生き方をすることが「小さな死」であり、大きな死の前に小さな死をしておくということを旨として生きることが大切である!

①環境に左右されて幸福が変わるのは環境の奴隷!

②環境の主人となり自分の花を咲かせるには、自分が変わるしかない!

③咲くというのは、苦悩下でも笑顔で周囲を幸せにすること。

④時間の使い方は命の使い方だ!

⑤役立たずと見なされても、有難く両手でいただき、苦悩を、自分しか作れない花束にして神に捧げたい!

⑥死にたいと思う時、苦しいからもうちょっと生きてみようとつぶやいてください!

⑦苦悩な現実は変えられないかもしれないけれど、向き合い方は変えられる!悩みは消えずとも、生きる勇気が芽生えるはず!

⑧無視された自分の行いは、神様のポケットに入ったのだと考えよう!

⑨ほほえみを忘れた人ほど、それを必要とする人はいないのです!

⑩不機嫌は立派な環境破壊!

(11)その人をありのままに受け入れる時、その人の秘められている可能性が開花する!

(12)生きる力は、希望を持ち続けることで生まれ、そして「御心のままに、なし給え」と謙虚に希望を神に委ねることに『生きる意味が宿るのかも知れない…(私見)』

(13)生きる意味は、身近な希望としての目的を、自分自ら創り出し己が生に与えることで、意味あるものとなるのではないか(私見)?

(14)神とは、ものごとの見方の構えである(私見)?

(15)「成熟」とは、身軽になること、意地や執着を捨てて素直になること、他人の言葉に耳を傾けて謙虚になることである!

(16)悩みというものは、嘆いた分だけ大きくなっていく!

(17)神は決して、あなたの力に余る試練を与えない!

(18)信頼は98%、あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく!

(19)愛は近きより(Charity begins at home.)-自分の家庭、日常生活の中で、進んで人のために働いているか、人を許し、愛しているかが問われる!

(20)痛みを感じる時、それを神への花束とすることは、単なる祈りより神はお喜びになるにです!

(21)「しか」を使わず、「なら」を使い、相手を生かすとき、自分も勇気づけられる!

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