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dokusyo/2015-11-09

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Tag: 読書 書評

無心ということ

鈴木大拙著。

初期仏教の無心とは違う無心を、

特に、欧米人に説明することを念頭に記述したという。

1-2回読んだだけでは了解するのは難しいのですが…

宗教とは本来、論理を超えた了解困難な世界。

無心も然り。

善悪生死を超越して絶対他力に価値を委ね、

木石の如く物質界の大地の心に向かいつつ、

動物の本能の無心に向かいつつ、

しかし、人間特有の有心の世界に苦悩し、

その苦悩からある意味が生み出され、

価値を超越した無意味の意味の苦闘に至る!

それが人間的無心の本質か?

そこには論理を超越した体験のための鍛錬を要求されるのであろうけれど。

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