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dokusyo/2016-01-05

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Tag: 読書 書評

「クロックサイクルの速め方」

苫米地英人著。

苫米地氏の速読術には懐疑的だったのですが、

色々体験していくと、

結構、いい方法のように感じてきました。

その方とは…

まず前提として、

1日3冊しか読まないのなら速読は必要ない!

というのです。

それくらいならじっくり読んだ方が学びが多いというのです。

読むスピードが速くなれば速くなるほど、得られる情報の質が低下するからだとのこと。

そして、他の速読法のように、読む目的を明確にして読むと、

目的や自分が知っている知識以外の内容を認識できなくなるというのです。

これをスコトーマといいます。

ですから苫米地式速読術では、

一字一句漏らさず速読できることを目指します。

それには、

クロックサイクルを上げる。
→パソコンで言うところのCPUを高性能化するということ。

記憶のバッファ容量を上げる。
→パソコンでいうならRAMいわゆるメモリー量を上げる。

というような訓練が必要になります。

具体的方法は、

どうしても読むときに、書いてあることを頭の中で音声化して読んでしまうときには、

頭の中で読み上げる速度を速くする。

倍速音源を聴きながらシャドウイング(音源の直後で音をなぞるように口ずさむ)する。

相手が言い終わる前に答えを返す訓練をする。

これと並行して、

読むときには読んでいる行の1行先の行に視点を合わせて、前の行を読む訓練をする。

1行丸ごと認識するよう視点を文字に焦点化せずぼんやりと行全体を眺める。

これができないなら先の速音読訓練をすると、やがて1行全体を丸ごと認識できるようになる。

とにかく、できないと思うと、できるものもできなくなる!

できると信じ込んで訓練する。

その他、記憶の向上方法など色々内容は盛りだくさんです。

本書と『ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方』を読んで訓練して、1ヶ月に1000冊読書する人のYouTube動画があり、

その人の会社の部下も同様の練習で圧倒的速読多読ができるようになったという動画もあり、

苫米地式訓練は練習さえ続けられれば、実際にできるようになるようです。

私も、まずは今年1年どこまで速く正確に速読できるようになるか検証してみようと思います^ - ^

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