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dokusyo/2016-01-12

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Tag: 読書 書評

「強迫性障害への認知行動療法」

ポール・M.サルコフスキス著。

強迫行為には暴露反応妨害法、

強迫観念には認知行動療法!

ということ?

しかし…

ポイントは強迫観念であっても、

思考抑制や精神的中和などの「儀式」行動(思考も行動と考える)をしないという反応妨害が主技法という印象。

思考における儀式行為をしないようにする具体的方法に言及していない(私の読み漏らし?)。

リー・ベアーの言うように「自然に通り過ぎるさせる」とか、

メタ認知療法のデタッチトマインドフルネスとかいう、

具体的技法を明示していないのは残念。

侵入思考

解釈・評価

対処行動(儀式)

症状の維持・悪化

この流れを分析し、

より適応的な対応を模索するのが治療。

儀式行為に対するメリットデメリット分析をして、

短期的メリットデメリット、

長期的メリットデメリット、

を分析していく。

そして、

今までしてきた論理Aと、

より適応的な論理Bを比較評価検討して、

より適応的な論理Bに則って行動するという行動実験を行い、

論理Aと論理Bでの行動の結果を実感して、

論理Bで行動する方が良い結果がもたらされることを体験してもらうというのが、治療の骨子である?

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