dokusyo/2016-05-02
「アドラー心理学実践入門」
岸見一郎著。
アドラー心理学は、幸福になるための方位磁石とでも言えるでしょうか。
ただし、その幸福感は、一般日常的に思い描いているものとは多少、異なるかも知れませんが…
本書は、アドラーの訳書ではないため、
著者岸見氏の解釈が多々混入しているかも知れません。
随分、初期仏教的なニュアンスが見受けられる?ような気がします。
アドラー心理学は、極論するなら、
幸福と自信は、他者貢献である!
といえるのではないでしょうか。
貰うことばかり期待しているなら、
裏切られることも多ければ、
他者を信頼することもできなくなります。
与えること、貢献するという価値を持てるなら、
敵地で孤立することはないとしています。
仲間としての共同体感覚が醸成され、
幸福感は自ずと生じるのだというのです。
全体的な印象では、
アドラー心理学(岸見心理学?)は、
結構、厳しい!
自分で読んで感化されるのはよし。
しかし、他者を導くのは酷!
…?