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dokusyo/2016-05-05

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Tag: 読書 書評

「外資系コンサルが教える読書を仕事につなげる技術」

山口周著。

この本は、多くの読書術の本とは異なる趣があります。

速読でない多読の方法も書いてありますが、

それは本質ではありません。

本書記載の積ん読タワー!早速購入しました^ - ^

ビジネス書の名著をしっかり読む 、いわばビジネスパ ーソンとしての基礎体力をつくるための読書と 、リベラルア ーツ =教養に関連する本を読む 、いわばビジネスパ ーソンとしての個性を形成するための読書の2種類。

ビジネス書の読み方について言えば 、基本は 、名著を繰り返し読み 、読書ノ ートはとらない 。狭く 、深く読むのがビジネス書。

教養書の読み方は 、基本は 、雑多な本を幅広く気の向くままに読み 、読んだら読書ノ ートをとる 。

後で立ち返って考えたり 、参照したりするための読書ノ ートの作成が必須。

最後まで読み通そうとする傾向があるようですが 、このアプロ ーチはとても非効率。

目次を見て 「総括 」や 「結論 」といった全体のまとめのような章があれば 、まずはそこを読んでみる。

興味を引き立てられる章から、段落冒頭の一文だけを読んで面白そうであれば 、その章を読んでみる。

いくつかの章 (筆者の場合はせいぜい 3 ~ 4章ですが )を段落冒頭読みして 、それでもなお引きつけられなければ 、その本は読むべき本ではない。

時間がもっとも希少な資源となっている多くのビジネスパ ーソンにとっては 、 「エッセンスの 2割だけ読んで 、後は捨てる 」という読書が有効。

読みかけの本を途中で捨ててしまうのをもったいないと感じるのは 、読書という行為を消費と考えているから!

読書という行為は 、自分の時間といくばくかのお金を投資することで人生における豊かさを回収するという投資行為です。

これ以上時間を投入しても 、追加で得られる豊かさは増えないと判断された時点で 、その本と付き合うのは終わりにしましょう!

脳内の記憶だけに頼って知的生産を行うと 、アウトプットはとても貧弱なものになってしまいます!

イケスをつくってそこで情報という魚を放し飼いにする!

重要と思われる箇所をデジタルデ ータとして保存し検索できるようにしておく。

何度でも読みたくなるような深みのある本を見つけて 、それを何度でも読むということ!

その為に多読するが時間をかけない読み方がポイント!

本は 1 0冊以上を同時進行で読む!

「どの本も気分じゃないな … … 」というタイミングがあるはずです 。そうなってしまうと 、せっかく手持ち無沙汰の時間が生まれても 、その時間を読書のために使えません。

ところがここで 、読みかけの本が仮に 2 0冊あったとすると 、どれかが気分にフィットする確率はずっと高くなる!

そこから読み始めてもやはりどうもしっくりこないと思ったら 、迷わずさらに 1 0ペ ージ飛ばします。

それでもやはり面白くないと感じたら 、今度は目次を眺めてみて 、いまの自分にとってもっとも興味深そうなもの 、関係のありそうな項目を選んでそこだけを読んでみます。

大家の名著には、真理原則について直接的な表現はないことが多く、入門書にこそその記載がある!

5冊を午前中の 2 ~ 3時間を使って斜め読みします。

図表や段落の1行のみ読む。

これで関心が出たキーワードを、午後は専門書の目次や索引から概念などを探索読みする。

本は3回読む!

1回目は重要なところ探し。

2回目は知識や考えの定着と重要点の再確認。

3回目は書き写し作業によるデジタルデータベース化作業。

1年間も手にも取らなかった本は潔く捨てる!

読みたい本と読んでしまった本を混ぜると、読むときに本を選ぶことの妨げになる。

そこで積ん読タワー!

ただし、「半年以上も手にも取ってない」かつ「今すぐ読みたいと思わない」本は捨てる!

筆者注:①捨て切れなければ熟成箱に表紙が見えるように入れておく②それでも3年読まなかったら捨てる!

読み終えた本のうち、本棚に残るのは1割!デジタルデータベース化するのが1割!8割はゴミ箱行き!

煮詰まっているとき、本棚をボーッと眺めているとアイデアが熟成されることがある。

何年も読んでいない本を残しておくのは思考の妨げになる!

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