骨折てんまつ記
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左鎖骨を折ってしまってから10ヶ月がたちました。
骨折の手術をしたあと麻痺して挙がらなくなった左腕もずいぶん回復してきました。
7月に骨折し、診療の都合で手術は8月でした。
手術はしないつもりでしたが、骨折部がずれてきてひっつきそうになかったことと、受診していた病院がたまたまお盆も休診でなかったことから、お盆休みを利用して手術することにしました。
8月13日に入院して当日手術。2泊して15日に退院。
16日からの診療にさしつかえないという算段でした。
ところが不運にも、術後、神経麻痺となり左腕がまったく上がらなくなってしまいました。
リハビリの先生にご苦慮いただき、術後4ヶ月を経過する12月ころから少しずつ動き出し、年が明けて腕が45度くらいまで挙がるようになりました。
その後は、日に日に、みるみる動くようになり、今ではほとんど日常生活には支障のない状態にまで回復してきました。
腕が挙がらないというのは、意外と不便なものでした。
シャツを着るときに肩にシャツが引っかかるのです。パンツを上に引きずり上げられないのです。自転車のハンドルに手が届かず、エレベーターのボタンも押せず、目薬もさせない!
なってみないと分からない想像もつかないような不便がいくつもありました。
どんな病気も、なってみなければ分からない辛さ不自由さがあることを教えられた思いです。