雑念が悪さをする
2011.05.17
カテゴリ:ブログ
雑念が悪さをする
Tag: 雑念 診療 自動思考 認知行動療法
知らず知らずのうちに、よくないことを考えてしまうことを雑念とい呼ぶことにします。
ひととの会話の最中にも、どこでもかまわず頭のなかに湧き出ている、その人その人に独自な考えがあります。
認知行動療法では、自動思考というもので、考え方のクセといい換えてもいいでしょう。
これが対人関係や、症状まで悪くしてしまいます。
多くが、乱暴にいうなら、「根拠のない決め付け的疑念」です。
たとえば、挨拶しても同僚が不機嫌であったというようなとき、何か自分が嫌われることをしたのじゃないか?などと、根拠がほとんどないにもかかわらず、自分が嫌われるような悪いことをしたという前提で考えが組み立てられていくことで、ますます会話ができなくなって、人間関係がギクシャクとしてくるというように悪循環を生じます。
緊張や不安、落ち込みなどの症状にしても、同じようなことが生じて、症状の悪循環を生じさせるような雑念が生じます。
さて、どのような雑念が生じるのでしょうか。
あした、また、続きを書くことにします。