あがり・うつ・不安・不眠の方々へ 赤坂心療クリニック ℡092-737-2660

わたし、ドライアイではない?

わたし、ドライアイではない?

Tag: ドライアイ 新薬
眼科の先生に診てもらっても異常ないというのですが・・・。
強い自覚症状があっても、眼の表面にはっきりした異常が見られないドライアイもあるようです。

ドライアイの診断基準がようやくはっきりしてきたのは比較的新しく、「ドライアイ研究会」が2006年に、「様々な要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり、眼不快感や視機能異常を伴う」と定義しました。

「眼のごろごろ感」「しょぼしょぼする」「一時的な視力低下」などの症状が見られるというのですが、わたしにも、これらの症状がすべてあります。

ドライアイには、2種類あることが知られています。

まずは、涙液の分泌量が減少する「涙液分泌減少型ドライアイ」です。
これは、加齢や抗うつ薬、抗コリン薬の常用、ストレスなどが原因となるようです。

もうひとつのドライアイは、「涙液蒸発亢進型ドライアイ」で、パソコン作業やコンタクトレンズ着用などが原因となり、乾燥しやすい冬場は起こりやすく、エアコンの風などでも生じるとのことです。

パソコン画面を見て作業していると、まばたきの回数が普通は1分間に20回程度であるのに、5~6回にまで少なくなり、涙が蒸発しやすくなるらしいのです。

さらに最近は、もうひとつのドライアイ、「BUT(Breakup timeの略で涙液層破壊時間といいます)短縮型ドライアイ」というのがあるそうです。

これは、まばたきしたの後で、通常は10秒以上涙の膜が保持されるのにたいして、涙の分泌量は普通であるにもかかわらず、すぐに涙の層が壊れてしまうという新型ドライアイっです。

わたしも、どうやらこのBUT短縮型ドライアイのようです。

日本で認可されている人工涙液とヒアルロン酸ではこのタイプのドライアイには効果が望めません。

実際わたしも人工涙液などは効果がありませんでした。

2010年12月に、ジクアホソルナトリウム点眼液(商品名ジクアス点眼液3%)が発売されたということを最近知りました。

この点眼液は、結膜の上皮および杯細胞膜上に存在するP2Y2受容体に作用して、細胞内カルシウムイオン濃度を上昇させて水分とムチンの分泌を促すという、世界に先駆けて日本で開発された点眼液だそうです。

この、水分と角膜を覆うムチンの分泌の両方を促す新薬の登場で、これまでの点眼液では症状の改善が得られなかった人にも効果のでることが期待できます。

わたしも試してみたいと思っています。

診療が長時間にわたると、目をえぐりだして取ってしまいたいくらいの痛みとゴロゴロ感が生じてきます。

新しい点眼薬が効くといいなぁ・・・。

powered by HAIK 7.3.7
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional