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切れやすい人が心筋梗塞になると再発しやすい?

切れやすい人が心筋梗塞になると再発しやすい?

Tag: 性格 心筋梗塞 タイプA行動パターン
日経メディカルオンラインからのニュースです。
イタリアInstitute of Clinical Physiology of CNRのF. Bonaguidi氏らが、8月の欧州心臓学会で発表したとのことです。

これまで、タイプA行動パターンのある人は心筋梗塞になりやすいとの報告がありました。

タイプA行動パターンとは、フリードマン,M.とローゼンマン,R.H.により発見された、挑戦的・成功や達成への極端な活動性・出世欲が強い・攻撃的・敵意や競争心を抱きやすいなどの特性で、循環器系の病気(特に心筋梗塞など)を生じやすい性格のことです。

今回の研究は、急性心筋梗塞(AMI)になった人228人について心理評価し、平均値で97ヶ月追跡しました。

その結果、28件の心臓死と23件の非致死性再心筋梗塞が生じたのですが、これを各要素の影響を統計学的に排除して分析したところ、心臓死と再心筋梗塞の予測には、「怒り」と「ストレスへの動揺」の2つが、統計学的に優位な危険因子として同定されたというのです。

また、かっとなりやすい性格か否かで2群に分けて比較したところ、120カ月経過した時点で、かっとなりやすい人の群では、心筋梗塞の再発もなく心臓死もなかった人が57.4%であったのに比し、かっとなりやすくない人の群でのそれは、78.5%と有意に高かったという結果が得られました。

これらの結果から報告者は、「怒りとストレスに関連した症状は、AMIの長期予後を悪化させるのに重要な役割を担っている」と結論しているとのことです。

逆にいえば、笑う門には福来る、ということでしょうか。怒りんぼは人生でも損をする運命なのでしょか?

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