大豆イソフラボンは更年期に効果がない?
2011.09.14
カテゴリ:ブログ
大豆イソフラボンは更年期に効果がない?
Tag: 大豆 更年期 イソフラボン
Levis S et al. Soy isoflavones in the prevention of menopausal bone loss and menopausal symptoms: A randomized, double-blind trial. Arch Intern Med 2011 Aug 8/22; 171:1363.
閉経後のエストロゲン療法は骨減少および血管運動症状を予防します。
しかし、エストロゲンが有害作用を起こす可能性もあるようです。
大豆には、エストロゲン受容体に作用するイソフラボンを含有しており、エストロゲンに代わる治療手段にならないかとの期待があります。
米国のランダム化試験で、閉経後5年以内の女性248人を対象に、イソフラボン200mgまたはプラセボを連日投与する実験が施行されました。
女性の大部分はベースライン時で更年期の症状があり、この研究期間中も症状が持続していましたが、研究終了時では大豆投与群の方がプラセボ投与群よりも「ほてり」の率が高かった(48%対32%)という結果になったというのです。
大豆イソフラボンは更年期の症状に本当に効果がないでしょうか?