飲酒で麻薬効果???
2012.01.15
カテゴリ:ブログ
飲酒で麻薬効果???
Tag: 飲酒 エンドルフィン
米科学誌サイエンス・トランスレーショナルメディシンより
アメリカの研究者チームが、飲酒すると、脳内麻薬「エンドルフィン」が放出されることを突き止めました。
過度の飲酒者では、通常の部位以外の特定部位でも「エンドルフィン」が放出され、通常以上の高揚感が得られているということも分かりました。
研究者によれば、酒が人に快感を与える理由を説明する初の直接証拠であるとしています。
研究では、過度に飲酒する13人と正常な12人の飲酒前後の脳を、陽電子放射断層撮影(PET)で検査しました。
飲酒後、全ての人が、快楽に関わる脳の部位に「エンドルフィン」が出現し、その量が増えるにしたがい快感が増しました。
過度に飲酒するグループは、これとは別の快楽に関わる部位である眼窩(がんか)前頭皮質にも、「エンドルフィン」が放出されて、さらに高揚感が大きくなっていたというのです。
過度の飲酒は、快楽を得られる脳の機能まで変えてしまうのでしょうか?
アルコール依存の方は、もっと脳機能が変わってしまっている可能性が推定されます。
治療が難しいのがうなずけます。
飲みすぎには注意しましょう!