性格は何が影響?
性格は何が影響?
Tag: 性格
遺伝と環境の影響が大きいけれど、大人でも変えられる!
遺伝子配列がまったく同じであるはずの一卵性双生児ですら、その性格はかなり異なっています。
性格はどのようにして作られていくのでしょうか。
遺伝と環境の影響が微妙に絡み合って形成されるとの考えが一般的なようです。
脳機能にかかわる神経伝達物質に関する遺伝子の関与がまず考えられます。
心を安定させるセロトニン、行動の動機付けのドーパミンなどが代表的な伝達物質です。
不安やウツにはセロトニンが、好奇心にはドーパミンが関わっており、それぞれの人で遺伝的に決められているとする研究もあります。
しかし、性格は遺伝だけで決められるほど単純なものではないようです。
個人的見印象では、病的でない性格傾向(≒個性)は、より環境の影響が大きいように思います。
一方、病的な性格(人格障害など)は、遺伝的要因が大きな要因となっているのではと考えています。
では、大人になってからも性格は変えられるか?
ますは、自分が変えたいというモチベーションがどれだけ強いか、受容的愛護的に協力してくれるサポート環境をもっているか、熟練した専門医にかかれるかどうか、などにかかってくるように思えます。
これらの条件が揃っても、道のりは長く辛いものになるでしょう。
でも、何とかやりぬき続けられれば、求めるものが得られるかもしれません。